内田樹『寝ながら学べる構造主義』文春新書
・207ページ ・累計ポイント 516+207=723
難解と言われる現代思想の構造主義を著者が平易に解説した一冊。
よくある、いわゆる「入門書」なのか、と思って敬遠していたが、なかなか解説がしっかりしており驚いた。構造主義の旗手であるフーコー、ロラン=バルト、レヴィ=ストロース、ラカンの四人を中心に構成されており、とくにラカンは私自身が全然分かっていなかったので有難い解説だった。
しかし、読後にも、「やはり構造主義は難しそう」と思ってしまうあたりが構造主義の妙か・・
記念すべき十冊目はアンダーソン『想像の共同体』
・ここでこの本は死んだ気がする。。