2013-01-01から1年間の記事一覧
ハイネの詩の中の言葉を借りて言うならば、ハイネの詩の特徴は、「歓喜に充ちた苦悩、楽しい痛み(P173)」のように、甘美さの中の苦さにあるであろう。この「苦さ」は「甘美さ」と対立するものではなく、むしろ「甘美さ」を引き立て、それ自体が観賞の対象…
ゲーテが生涯をかけて作った様々なジャンル(恋愛・社会風刺・自然・人間と神など)の詩が、抜粋されている。 大まかな、時代区分がなされているが、ゲーテの詩が青年期から、晩年へと直線的に発展していったわけではない。生涯にわたって、恋愛をテーマとし…