七冊目読了 11：35

　中勘助　『銀の匙』岩波文庫

・227ページ　・累計ポイント　337＋227＝564　

・名文、として聞くところの多い中勘助『銀の匙』。少年時代の思い出を自伝風に情緒深く描きだしていましたが、私個人としてはあまりなじめませんでした。どこまでも意気地のない主人公にいら立ったということもありますが。
　ただ、今から100年以上前の日本のある種牧歌的な雰囲気を味わえましたので、感情・生活世界を鮮やかに描き出したことには間違いありません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TenkNiccolo
　
八冊目は見田宗介『現代社会の理論』