14冊目読了 レン
獲得ポイント:365
累計ポイント:987+365=1352
ここにきて自分の積読本にあたってしまいましたが、結局嬉しい悲鳴に終わりました。本作品は、私立探偵のフィリップ・マーロウが事件を解決していくという冒険小説じみた趣向となっています。読者に謎を解かせるミステリーとは一線を画し、あくまで謎を構成の小道具として扱うことで、マーロウのキャラクターを上手く強調しています。そこに読者の感情移入の余地がありますね。
さらに、作品全体としても秀逸です。無駄の無く機知に富んだ言葉遣い、良く練られたプロット、哀切なキャラクター、この小説において非の打ちどころはありません。
よくあるべた褒めな解説となってしまいましたが、ご寛容下さい。面白かったのです。
ごちそうさまでした。
次は乱数ソフトで出した数字が以前のものと被ってしまったので、そこらへんにあった『CKiEx7月号』C学になりました。ぐぐぐ。