ひろば100時間読書のログ

東京大学書評委員会ひろばが行う「100時間読書」のログです。

十三冊目読了 Prof.Checkmate

胡麻と百合(筑摩書房)
作者:ラスキン 仏訳者:プルースト 邦訳者:吉田誠
ページ数 255
累計ポイント 249
この本は、ちょっと特殊です。プルーストが訳した「胡麻と百合」を訳したものです。だから、プルーストのまえがき(読書論)と膨大な注釈が入っています。
それはさておき、ラスキンは書物を「王者の宝庫」という比喩を用いて賞賛しています。そして、読書よりも会話を重視する人々に対して、反論も行っています。これはプルーストから批判されている部分もありますが、私は、よい反論だと思いました。比喩も素晴らしい。しかし、他の部分は読書論ではなくて、どちらかといえば(女性)教育論ですね。あまりしっくりきませんでした。

次は岡田斗司夫の「いつまでもデブだと思うなよ」です。タイトルを見る限り、不毛な気がします。ポイントを稼ぐにはちょうどいいですかね。