ひろば100時間読書のログ

東京大学書評委員会ひろばが行う「100時間読書」のログです。

11冊目読破

skipperです。へろへろです。さっきまでずっと本を読んでいたのですが、ひとつのページの中で文字に濃淡が見えてくるんですよね。しかもそれが自分の読んでいるところを中心に薄くなっていくのではなく、単にまだら模様となっているので気持ち悪くて仕方がない。

この本を読むためにおそらく10回以上本を取り落としました。限界は近い。いや、既に超えているのか。


カルヴィーノ「見えない都市」

・240ページ

・獲得睡眠権1時間

・感想 非常に幻想的なお話です。架空の都市をマルコポーロフビライハーンに語る、という設定ですが、その都市自体がとても詩的で面白い。一番気に入ったのは「住民同士で関係を結ぶたびに種類に応じた糸を張って行く都市」でしょうか。その都市では上から見た時の模様が幾何学的になることを理想とし、糸でいっぱいになるたびにすべての関係をリセットして、もう一度幾何学的になるよう関係を構築し始めるそうです。こんな感じの幻想的な都市のお話でした。

(累計獲得ポイント)2583ポイント

(累計消費ポイント)1843(8/30,8/31の累積消費ポイント)130P(9/1飲物)40P(コーヒー)100P(9/1 歯磨き)

(手持ちポイント)470ポイント

(睡眠権)6時間